コーチングの神様が教える「できる女」の法則 サリーヘルゲセン著 より、女性特有の12の悪癖。
いよいよ最後の一つです。
毎週1つの記事を流していたので、約3か月ですね。
全てがあてはまるわけではないけど、男性社会でなんかうまく行かない~となった時に、解決の糸口が見えるのでは?と思っています😊
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[悪癖 その10] やりすぎる
[悪癖 その11] 反芻する
[悪癖 その12] 自分のレーダーで注意散漫になってしまう
女性の注意はレーダーのように働き、環境をスキャンし、広い範囲からヒントを拾い、その内容に注意を払う。男性の注意は、レーザーのように働き、集中して情報を順を追って吸収していく。
もちろんすべての人間は2つの間のどこかに入る。
脳科学者がfMRIを使ってこの能力について書いているのをサリーたちは見つけた。
女性の方が物事によく気付くと言われることが多い。
女性リーダーが得意とするところで、人間関係の細やかな関りが出来るのもレーダー思考のおかげだろう。
コーチのティラーが、大勢の前での反応で、レーダーが働いてしまうために、自分が話すことから集中力を欠いてしまうという例に、私はハッとした。
直前まで、何を質問しようか、何を話そうか明確に覚えているのに、いざ大勢の前に立つと、言葉が出てこない経験をたくさんしているからだ。特に真顔の人々を見ると、反応が起こりやすい。一人一人に対するレーダーが働き過ぎていたのだ。
周りを気にする時間ではなく、自分がやることにレーザーをあてていい時間なのだ。そういう時間があるのだ。
その後に書かれている、クリス・アージリスの話と合わせて、人前で緊張するというのは、そういう要素もあるのかと、妙に安心した。
解決策は、「リフレーミング」すること。余裕のある状態ではリフレーミングが出来るのだが、大きなグループの前でも、リフレーミングすることを忘れている。
インポスター症候群に陥ったり、完璧主義に陥ると、自意識過剰になり、人の目にどう映るかを気にし始めてしまう。
過剰なまでに反応するレーダーは、たんなる習慣でしかないというのは、ありがたいことだ。
それは深刻な性格上の欠点ではない。
永続的に神経回路がそう結びついたわけではない。あなたの人となりを示す、変えることのできないものではない。
本書に書いた他の11の悪癖と同様、いくつかの単純なツールを使って軽減できる習慣でしかない。
とても心強い言葉として、私に響く。
私は人生は自分を知る旅だと感じている。ビジネスや人を通じて、自分を見つめる時間を持つと、自分という人間をとてもおもしろく見ることができる。
遠慮せずに自分を出せること。能力を示せることは幸せだ。
12のヒントは一つずつ私たちへのエールとして受け取り、前に上にどんどん進んで行こう!