
こんにちは。多賀です。
3月に入り、暖かい日が続いています。
論語はそれぞれの文章の季節はわからないものが多いですが、孔子と弟子とのやりとりを読みながら想像するとまた面白いものです。
では、論語とコーチングです。
論語とコーチング一覧はこちら
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子 、漆雕開(しっちょうかい)をして仕えしめんとす。
對(こた)えて曰わく、吾(われ)斯(これ)を之れ未だ信ずること能(あた)わず。
子説ぶ。(kouyatyou5-6)
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孔子が漆雕開に仕官することをすすめた。
漆雕開が答えて言った。
「私にはまだ仕官をするだけの自信がありません。」
孔子は喜んだ。
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孔子が弟子の漆雕開に仕官することを進言したが、漆雕開は自信がないということで断った。
自信とは、孔子の教えを伝えること以外にも、宮中で振る舞い、人間関係づくりなどを含めて、皇帝に仕える事でしょう。
多くの弟子が仕官したいがために孔子のもとに、多くの若者が訪れている中で、孔子より12歳年下の漆雕開が断ったのを喜んだのはなぜなのか、二つの説があります。
一つは、教えを体現していない自分は、まだまだ学ぶことが大事だと謙虚に辞退した
二つ目は、宮中での面倒なやり取りをするよりは、たくさんの弟子の面倒をみている孔子を近くで助けたい思い、辞退した
この文だけでは判断することは難しいですが、孔子にそうした弟子がいたことがわかり、自分が出世するよりは、孔子とその教えを守ることを選ぶということは、それだけいい雰囲気の塾だったのかもしれませんね。
自信がないという言葉も正直なものだったと思いますが、今回は、残りたいと言われる人と場所として認められたのが嬉しくて喜んだ説を取りたいと思います。
<論語とコーチング> (※論語を素直に解釈したわけではなく、あくまでも超訳・私見です)
リーダーがAさんに「そろそろ君も別のチームで手腕を発揮しないか?」と言った。
Aさんは「いえ、まだあなたのようなリーダーに自信がありません。それよりもここに残って、あなたの近くで今いるメンバーを助けていきたいです」と答えた。
リーダーは、そんな風に思ってくれていたのだと喜んだ。
~もうひとりの全く逆の意見を持つ君とともに~