社内でのパワーバランスを崩す要因は、いつでも起こり得る(論語・八佾3-13)

社内でのパワーバランスを崩す要因は、いつでも起こり得る(論語・八佾3-13)

社内でのパワーバランスを崩す要因は、いつでも起こり得る(論語・八佾3-13)|リアンブルーコーチング舎

こんにちは。多賀です。

3月に入り、慌ただしい毎日を過ごしております。
昨日盛岡でネコヤナギを見つけました。春の訪れを感じます。

さて、月曜日、論語とコーチングです。

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王孫買(おうそんか)問うて曰わく、其の奥に媚(こ) びんよりは、寧(むし)ろ竈の神に媚びよとは、何の謂いぞや。
子曰わく、然らず。罪を天に獲れば、祷る所無きなり。(Hachiitsu3-13)

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王孫買が問いかけた。
「『奥の神にこびるよりは、むしろかまどの神にこびよ』というのはどういう意味ですか」
孔子先生が答えられた。
「それは正しくありません。罪を天の神に知られてしまえば、他のどんな神に祷っても無駄ですよ」
※奥の神=霊公 竈の神=王孫買

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王孫買が自分の上にいる霊公よりも、自分の方に力を貸したらどうだ?と例えを使って聞いたが、それを孔子はピシリと断った。

会社で考えると、実力者の部長が「社長よりも自分の言うことを聞いた方が得だぞ」とそそのかしているイメージだろう。

それに対して、孔子は「そうではない」と言い切った。
目先の利益よりも、全体的・長期的で物を見るからこそ、その場できっちり答えられたのだろう。

社長の目線から見れば、こういう場面があった時に、すぐに自分を選んでもらえる人物であるかどうかを、意識しておくべきであろう。

 

<論語とコーチング>

社内でのパワーバランスを崩す要因は、いつでも起こり得る。
自分は巻き込まれない、パワーバランスを崩されないように日頃から振舞おう。

 

~もうひとりの全く逆の意見を持つ君とともに~

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