こんにちは。多賀です。
またまたすっかり間があいてしまいました。
もともと目の前のことを優先にし過ぎて、業務量が多くなると後回しにしてしまうのが悪いところです。
一方で、いろいろな人生初を頑張ってやっていました。
そちらの方は、noteに書きましたのでよろしければ覗いてくださいね。
さて論語とコーチングです。
論語とコーチング一覧はこちら
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子、子貢に謂いて曰わく、女と回と孰(いず)れか愈(まさ)れる。
對えて曰わく、賜や何ぞ敢て回を望まん。
回や一を聞いて以て十を知る。
賜や一を聞いて以て二を知る。
子曰わく、如かざるなり。
吾と女と如かざるなり。(kouyatyou5-9)
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孔子が子貢に話しかけた。
「お前と顔回とどちらが勝れていると思う」
子貢が答えた。
「私はどうして回と肩を並べることがでるでしょう。
回は一を聞いて十を知りますが、私は一を聞いて、精々二を知る程度です」
孔子が言った。
「回には及ばないね。私とお前と及ばないね」
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回は顔回、論語の「仁」「恕」を体現している人物として、孔子からもっとも愛された弟子として描かれている。
子貢は顔回よりも先輩だったし、孔子には財政的に尽くしてもいたから、場合によっては妬ましく感じたこともあっただろう。
孔子はそれを察知してか、自分さえも引き合いに出して顔回の素晴らしさも肯定している。
これ伝え方は、今の組織リーダーでも使えるのではないだろうか。
出来のいい後輩が出てきた時に、その先輩だって悪くない時にどうフォローしていけば、不機嫌になったり後輩に風当たり強くいかずに済むか。先輩に後輩のよさも認めてもらうために、リーダーの自分を含めながら伝えることができる方法。
<論語とコーチング> (※論語を素直に解釈したわけではなく、あくまでも超訳・私見です)
リーダーが先輩社員い話しかけた。
「今度の新人さん、結構いけているね。あなたとどちらがパフォーマンス高いかな」
先輩社員が答えた。
「それは新人さんですよ。悔しいけど。なんかいいセンス持っているんですよね。人当たりもいいし」
リーダーが言った。
「そうだね。新人さんのその部分には、私もあなたも今は及ばなそうだね」
~もうひとりの全く逆の意見を持つ君とともに~