こんにちは。多賀です。
論語とコーチングは、短い文章なのですが結構時間をかけてしまってます💦
コスパから言ったらかなり悪いです。
記事を世に出すためだけなら、AIでいいんだろうなぁと思いつつ、拘りなのか何なのか。
それも私ということ。
気を取り直して、行ってみましょう!
論語とコーチング一覧はこちら
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或る人曰わく、雍(よう)や、仁にして倭(ねい)ならず。
子曰わく、焉(いずく)んぞ倭を用いん。
人に禦(あた)るに口給(こうきゅう)を以てすれば屢々(しばしば)人に憎まる。
其の仁を知らず、焉んぞ倭を用いん。 (kouyatyou5-5)
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ある人が言った。「雍は仁者だが、上手に話すことはできません」
先師が言った。
「どうして口達者な者が必要なのか。
人と接する際に、口数多くしていると、却って人に憎まれる事がある。
雍が仁者であるかどうかは知らないが、どうして口下手を登用しないのだ」
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君子として民をまとめるのに、話が上手くないことを気にした人がいたが、孔子は口達者が絶対条件ではなく、仁を持っているのであれば関係ないと言った文。
「背中で語る」「行動で示す」など多く話すのは毛嫌いされる、または不利な立場になりやすいなど日本の文化にも長く影響してきたと思う。
今日では、スピードの速さや効率化の文脈から「説明責任」や「言わなければ伝わらない」、ビジョンを共有する文脈から「ビジョンを語る」、チーム作りの文脈から「対話する」など、伝えることは大事なスキルになっている。
一方で余計なことを口にすると、不用意に相手を傷つけたり、間違ったことを言ってしまったりするために、チーム内でも必要最低限にすることもあるだろう。
仁の心と、伝える-伝えないのバランスを持っているのがいいのだろう。
じゃあ、それをどうやって知ることが出来るかと言えば、チームメンバーからのフィードバックだ。
「ここは言っといたほうがいい?」「言葉が足りないかな?」「余計な事言ってる?」
いつも相手に合わせることはないが、定期的に確認するのはリーダーを助けてくれるはずだ。
そして、上手く話せなくてもいいから、伝えられる自分は用意しておこう。
<論語とコーチング> (※論語を素直に解釈したわけではなく、あくまでも超訳・私見です)
ある人が言った「あのリーダーは思いやりがあるけど、喋るのは上手くないね」
「それは問題なのでしょうかね。口が上手すぎると人に嫌われることもあるからね。思いやりがあるのであれば、喋るのが上手くなくてもいいと思うけど。まあ、今だとリーダーとして必要なことを語れたり、メンバーに声を掛けるのは大事だよね」
~もうひとりの全く逆の意見を持つ君とともに~