【育児×キャリア シリーズ】家事育児シェア夫婦の「あるある」騒動3選(戦?)

【育児×キャリア シリーズ】家事育児シェア夫婦の「あるある」騒動3選(戦?)

【育児×キャリア シリーズ】家事育児シェア夫婦の「あるある」騒動3選(戦?)|リアンブルーコーチング舎

フリーライターの小林なつめです。

 

我が家は共働きだ。お互いのキャリアを尊重するために、我が家では家事育児をほぼ半々にシェアしている。これは私たち夫婦に合ったスタイルだ。

 

しかし、家事育児をシェアしているがゆえに、お決まりのパターンで、ちょっとした「モヤモヤ」が生まれることも多い。

 

今回は、家事育児シェア夫婦に「あるある」と思ってもらえるであろう、3つの騒動を取り上げたい。

 

1.「やった」「やってない」論争

我が家では家事・育児の分担を明確にしていない。その時々の状況に応じて、柔軟に対応できるようにするためだ。例えばどちらかの出張などの仕事の都合や、事故、入院といった不慮の事態が発生しても、最悪ワンオペでも家庭が回せるようにしておきたい。

 

お互いに得意な家事、苦手な家事はある。

 

例えば私は料理に苦手意識があるが、夫にはない。一方で私はフリーランスで時間に融通が利くが、夫は定時で働く会社員だ。必然的に、平日の食事を作るのは私になる。苦手だけれど、私がやる方が効率的なので、担当している。(休日は夫が率先して作ってくれる。)

 

家事・育児の分担を明確にしていないと、お互いのフォローが臨機応変にでき、メリットが多い。デメリットとしては、「どちらがやったのか」分からなくなることが挙げられる。

 

何か至らない点があって指摘される際、どちらがやったことなのか分からなくなり、「やった」「やってない」と言い争う。調味料や食材の在庫が切れ、どちらかが買ったのか買ってないのか分からなくなり、ダブらせる…などなど。

 

些細な失敗ではあるが、積み重なると何となく嫌な感じになる。

 

2.子どもについての「知ってる?」自慢

我が家では、平日朝の育児は基本的に私の担当で、園への送りも私がしている。迎えは夫の担当で、夜間の育児は夫婦そろって対応する。私と夫が、子どもと触れ合う時間は、さほど変わらない。

 

それでも、子どもとの会話や関わり方、お世話をする中で、気付くことはそれぞれ違う。

 

例えば4歳の長子について言えば…最近、保育園の◯◯くんと仲がいい。足のしもやけが痛そう。1歳の次子なら「バイバイ」ができるようになった、4本目の歯が生えてきたなどなど…。

 

こういった子にまつわる出来事を、気付いた側が気付いていない側に話すことがよくある。ほとんどの場合、「最近長子は◯◯だよね〜」と、同意や共感を求めて話す感じだ。

 

でもその内容が片方しか気付いていない事柄だった場合、気付いた側にそんなつもりはなくても、「知ってる自慢」をしているような空気になる。

 

言外に「私は気付いたのに、まだ気がついてないの?」「こんなことに気付かないなんて、子どものこと、よく見てる?」と言っているように感じるのだ…ほとんど被害妄想の域かもしれない。

 

自分が気付けないことにも、夫が気付いて教えてくれるから、1人で子育てするよりも子どものことを知れると、前向きな気持ちで受け止めたいものだ。

 

3.家事・育児についてのマウント合戦

私たちは仕事の繁忙期など、時期によって家事育児のシェア率が変わる。だからこそ自分への負担が増えると、「相手は自分より楽をしているのでは…?だとしたら不平等だ!」という疑念が生まれ、ひどい時にはマウント合戦が繰り広げられる。

 

例えば「私は今週、毎日ご飯を作ったのに、夫は休日の食事すら作ってくれない!」とか「最近妻が寝かしつけで寝落ちしがち。毎晩のように1人で夕食の後片付けと洗濯物の片づけをしている…」、「在宅仕事だからって、家事を押し付けられ過ぎてない?」などなど。

 

家事・育児の分担を明確にしていないことは、その時々の状況に柔軟に対応できる反面、仕事の重さや調整などによって負担が偏りがちだ。

 

「モヤモヤ」を減らすにはどうするか

3つの「モヤモヤ」に共通して言えることは、一にも二にもコミュニケーション、ということだろう。家事と育児、仕事に追われる日々、2人で負担を分け合ってはいても、夫婦で会話する時間が取れないことはしょっちゅうだ。

 

それでも1つのプロジェクトを2人で担っている以上、面倒くさがらずに報連相の時間を設けることは必須だろう。

 

また、忙しい時ほど相手への感謝を忘れず、言葉を尽くすことが大切だ。相手の行動や存在を「当たり前」と思ってはいけない。

 

…と自分に言い聞かせながらも、今日もまた「モヤモヤ」や「イライラ」の積み重なる日々。できるだけ余裕を持って乗り越えたいものだ。

 

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