【育児×キャリア シリーズ】ワーママなら混合栄養もアリかも?「完母」の呪いに足を掬われないために

【育児×キャリア シリーズ】ワーママなら混合栄養もアリかも?「完母」の呪いに足を掬われないために

【育児×キャリア シリーズ】ワーママなら混合栄養もアリかも?「完母」の呪いに足を掬われないために|リアンブルーコーチング舎

フリーライターの小林なつめです。

私は長子の産前産後は公務員として、次子の産前産後はフリーランスとして働く、いわゆるワーママだ。これまでを振り返ってみると、子育てにおいて大変なことはさまざまあったが、他記事(「【育児×キャリア シリーズ】産後クライシスを乗り越えろ!育休なしで産後の妻をサポートする方法 (2)」)でも述べたように、最初の、そして最大の難関は母乳育児だったと思う。それは長子の産前から予期していたことで、実際長子の産後から次子を育てている現在も、悩みのタネの1つだ。

私は世間の風潮というか、プレッシャーに弱い。その自覚があるから、長男の出産前には、産後は「完全母乳(基本的にミルクを足さず、母乳メインで育てること)」にこだわらず、「混合栄養育児(ミルクと母乳の両方で育てること)」でいきたいと考えていた。

しかし産院が「母乳推し」だったことが、私の初産の産後メンタルに拍車をかけた。「母乳をあげてこそ母親!とにかく軌道に乗せないと」と思い込み、狂ったように自分を追い込み、頻回授乳(1日12〜15回、1回30分超が当たり前のため、授乳間隔は1〜2時間ほど)をし、産後1ヶ月でほぼ完母に。その生活を2ヶ月以上続けた。

しかしそんな頑張りも虚しく、4ヶ月検診で赤ちゃんの体重の増えが十分でないと、医師に指摘されてしまった。それでミルクを足すようになったのだが、それ以降、長子はぐんと育てやすくなった。それまで長子は頻回授乳に加え、寝付きも悪く、起きていてもほとんど泣いていた。それを私は長子の個性だと捉え、必死でお世話していた。しかし混合になった途端、授乳間隔がしっかり開くようになり、寝つきが良く、機嫌も良い赤ちゃんになったのだ。

そこで初めて私は、それまで自分がこだわっていた「完母」が、赤ちゃんを苦しめていたことを知った。長子はずっと、寝ても覚めても「お腹がすいた」と泣いていたのだろう。ものすごくショックだった。わかっていて、しかも気をつけようとしてさえいたのに、知らず知らずのうちに「母乳の呪い」にかかってしまっていたのだ。

この出来事を教訓に、次子は最初から混合でいき、頑張り過ぎないことを自分に課して、育児に臨んだ。結果、今は長子の時よりも、楽しく子育てができている。

諸事情があり、私は子ども2人とも生後半年で保育園に預け、仕事復帰している。私のように生後早い段階で仕事復帰を考えているなら、はじめから混合育児をするという選択肢もアリだと思う。混合のメリットを以下にまとめる。


・育児の分担ができる
ミルクが飲めると、夫や周りの人に赤ちゃんを預けやすい。夫とフェアに育児をしたいと考えている場合は特に、分担がしやすくなる。

・少しだけ、気が楽になる
完母の場合、母親には赤ちゃんと一心同体という意識がある。ゆえに「私が一緒にいなくては!」という、責任感によるプレッシャーが付きまとう。ミルクも飲めれば、「私がいなくてもミルク飲めるし、大丈夫」という安心感がある。

・哺乳瓶に慣れておける
保育園に預ける場合、預けている間は基本的にミルクが与えられる。完母の赤ちゃんは哺乳瓶を拒否することがあるので、1年以内に保育園に預ける可能性があるなら、哺乳瓶に慣らしておいた方が職場復帰はスムーズだ。


母乳は赤ちゃんにとって、栄養面や情緒面でメリットがたくさんある。それがわかっているからこそ、世の多くの母親が完母を目指したり、なるべくミルクを与えないように努力をしたりする。全て赤ちゃんへの愛情ゆえだ。だから母乳の出が悪かったり、何らかの都合で断乳せざるを得なくなったりすると、母親は自分を責めて落ち込む傾向にある。

しかし完母育児が誰にでもうまくいくかというとそうではないし、誰もにそれぞれの事情がある。母親の事情や気持ちを優先し、「完母」の呪いにとらわれないようにしてほしい。もし完母がうまくいかないのなら、適宜ミルクも与えつつ、柔軟な対応をしても良いのではないだろうか。それが母子の幸せにつながるように思う。

※私は経験しませんでしたが、混合育児にも「乳頭混乱」や「哺乳瓶拒否」などのデメリットがあります。母子ともに合う方法を探してみてくださいね。

【参考URL】
母乳とミルクを併用する混合育児のメリット・デメリットは? 授乳の量とタイミングは? | はいチーズ!clip

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