父母から事業承継受ける際は、やんわりとじっくりと機を待つ(論語 里仁4-18)

父母から事業承継受ける際は、やんわりとじっくりと機を待つ(論語 里仁4-18)

父母から事業承継受ける際は、やんわりとじっくりと機を待つ(論語 里仁4-18)

 

こんにちは。多賀です。

アウトプットが増えてきて、インプットの時間が取れなくなってきましたので、amazonのAudibleを始めてみました。

さて、論語とコーチングです。

父母から事業承継受ける際は、やんわりとじっくりと機を待つ(論語 里仁4-18)論語とコーチング一覧はこちら

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子曰わく、父母に事(つか)えては、幾(ようや)くに諫(いさ)む。志の従わざるを見ては、又敬して違(たが)わず、労して怨(うら)みず。(rijin4-18)

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先師が言われた。
「父母にもし間違いがあれば、それとなしにおだやかに伝える。聞き入れてもらえない場合には、また前のように敬って逆らわず、苦労しても怨まない」

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父母に対しての振る舞いは極端な例が多いように思える。
年老いた父母は若い自分よりも大変なのだから、敬うことが先であると言っているのだが、あくまでも大きく道を外れていない事が前提であってほしい。

無条件の親孝行を求めているとしたら、少し気が重いが、政治や社会を波風立てずに治めるためには有効な教えなのであろう。

 

中小企業の事業継承において、現在社長の父または母との関係に悩んでいる承継者は多い。特に創業社長だとトップダウンで事業を作り上げてきたから、多少なりとも横柄で口答えさせない場合が多い。しかし、承継する者が「社員と一緒に考えたい、チームワークを大事にしたい」と思っている場合、ここで衝突が起こる。

例え家族であっても、この衝突が解決できずに第三者に事業を譲ることになった事例も多く聞いている。

今回はその場合で超訳してみよう。

 

<論語とコーチング> (※論語を素直に解釈したわけではなく、あくまでも超訳・私見です)

年老いた社長に間違いや時代にそぐわないやり方があれば、頭ごなしに指摘するのではなく、やんわりと伝えよう。
直ぐに受け入れられない場合は、一旦引いてみて目の前の仕事を淡々としよう。
諦めたり怨んだりするのではなく、また様子を見てやんわりと伝えよう。この繰り返しを時間を掛けてじっくりと、準備をしながら。

 

~もうひとりの全く逆の意見を持つ君とともに~

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