リーダーはメンバーの利己を調整しながら、能力を上手に出せる機会を増やそう(論語 里仁4-12)

リーダーはメンバーの利己を調整しながら、能力を上手に出せる機会を増やそう(論語 里仁4-12)

リーダーはメンバーの利己を調整しながら、能力を上手に出せる機会を増やそう(論語 里仁4-12)

こんにちは。多賀です。

今シーズンの初冠雪。冬がのんびりとやってきました。
さて、論語とコーチングです。

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子曰わく、利によりて行えば、怨(うら)み多し。(rijin4-12)

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先師が言われた。
「自分の利益のみを思うて行えば、やがて互いに怨みあうようになることが多い」

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こちらも短く覚えやすく、意味も分かりやすい文。
自分の利益だけを求める人は、周りから信頼されないどころか、自分の利益を奪う相手を攻めたくもなる。
人間の本質がそうであるからこそ、戒める言葉として機能するのであろう。

もう一つの読み解きとして、「利」を才能・能力だとすると、才能や能力をひけらかしている人は恨みを買いやすい。だから、気をつけなさいと。(論語詳解078里仁篇第四(12)するどきを放ち’ | 『論語』全文・現代語訳
確かに、正論や知識、自分ができないことをなんなくやり切ってしまう人に対し劣等感を持つと、恨みに変わるのは、数々のドラマなどでも題材にされることが多い。

能ある鷹は爪を隠すではないが、生き残るためには必要な情報だと言えるだろう。

 

<論語とコーチング>

自分の利益だけのためや、自分の能力をひけらかすだけでは、お互いに恨みを抱き合うようになる。
リーダーは、メンバーが利己になっていか観察し調整すると同時に、能力を出せずに躊躇しているメンバーには、上手に出せる機会を与えよう。

~もうひとりの全く逆の意見を持つ君とともに~

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