こんにちは。多賀です。
論語とコーチング一覧はこちら
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子曰わく、君子は言に訥(とつ)にして、行い敏(びん)ならんと欲す。(rijin4-24)
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先生が言った
「君子は、喋ることは慎んで、行動はサッとしたいと望んでいるのだ」
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「口を動かさずに、手を動かせ」と昭和から平成にかけてよく職場で出てきた言葉である。
今でも「行動で示せ」「何を言うかよりも何をしているか?」と大事にされている。
歴史的な背景で言えば「口は災いの元」がベースになっている面もある。
言うことは数秒で出来るが、やるのには時間がかかる。エネルギーも必要だ。
だからこそ、その価値は認められやすい。
一方でリーダーとしては「喋ること」も仕事の一つで、周りとコミュニケーションが取れずに、淡々と一人で行動していてはチームは動かない。
だから、一人ひとりとコミュニケーションを取る労力や時間が必要になる。
どこかで何も言わずに、育ってくれたらどんなにいいだろうと願い、「説明するよりも自分で動いた方が早いわ~」と思っている。
利を重ねたリーダーになると、報告連絡相談を受けることがメインになり、自分が動きだすのに「えいやっ」「どっこいしょ」と気合を入れないと動けない不都合な真実も(笑)
自分が「サッと動ける」イメージは持っていたいものだ。
<論語とコーチング> (※論語を素直に解釈したわけではなく、あくまでも超訳・私見です)
リーダーは、「説明するよりも自分で動いた方が早いわ~」を我慢しているんだよ。
~もうひとりの全く逆の意見を持つ君とともに~