あけましておめでとうございます。多賀です。
本年もよろしくお願いいたします。
今年も引き続き、人生の途中で出会うことになった論語を、私なりに意訳して書いていこうと思います。
よろしければご覧くださいませ。
論語の人気記事はこちら。「目上の人を敬う、こんな理由はいかがでしょう?(Gakuji1-2)」
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林放 (りんぼう)、禮(れい)の本を問う。
子曰わく、大なるかな問や。禮は其の奢らんよりは寧(むし)ろ儉(けん)せよ、喪は其の易らんよりは寧ろ威(いた)めよ。
(Hachiitsu3-4)
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林放の人が礼の根本を問うた。
孔子が答えられた。
「大事な質問だ。冠婚などは、大げさに飾るよりもむしろ倹約にしなさい、葬儀や服喪は、形式を整えるよりもむしろ心から痛み悲しむようにしなさい」
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孔子が大事にした、礼と楽のうちの礼(祭りごとの手法)について尋ねたら、孔子は結婚式は地味に、お葬式は心を大切にと答えた。
それぞれの場面で権力を形で示すことを抑えるように言っているかに見える。
形よりも心を大事にすること。謙虚であること。それが礼の基本なのであろう。
<論語とコーチング>
リーダーに抜擢されたからと言って、急に態度や言動を偉そうにしても誰もついて来ない。
リーダーになったからこそ、表面ばかりそれらしくするのではなく、謙虚さ忘れずに、目立たない仕事をしているメンバーにも目を配り、日ごろから声掛けが出来るような、本質を誤らずにいたいものだ。
~もうひとりの全く逆の意見を持つ君とともに~