こんにちは。多賀です。
月曜日「論語とコーチング」
今回は、師弟関係の急所の一つ、孔子と顔回の関係が見えるところです。
顔回を通じて孔子が求めていた「理想のあり方」も感じられますね。
30歳くらい年下の顔回に学ぶ姿勢は、それだけ顔回が特別な素質を持っていたのか、
孔子が理想を求めて、謙虚に学んでいたのか。
子曰わく、吾回と言う、終日違(たが)わざること愚(おろ)かなるが如し。
退いて其の私を省みれば亦以て發(はっ)するに足る。
回や愚かならず。 (Isei2-9)
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先師が言われた。
「回と一日中話をしていると、彼はおとなしく「はいはい」と聞いていて、まるで馬鹿のようだ。
ところが彼の私生活を見ると、逆に私がハッと教えられる事が多い。
回は決して馬鹿ではない」
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一見、何も主張せずにただ聞いているので、理解しているのかどうかもわからないが、
普段の生活を見ていると、教えたことを全部吸収して実践していることがわかる。
すべては行動が伴っているか。耳が痛い(汗)
<論語とコーチング>
部下や後輩が言葉で言えないとしても、行動を見ていれば理解しているかどうかは
わかるものだ。
相手が理解しているかどうかわからず、伝えすぎてしまうのは、上司や先輩のエゴかもしれない。
~もうひとりの全く逆の意見を持つ君とともに~