「今の若者は~」という罠にはまってない?(論語・為政2-18)

「今の若者は~」という罠にはまってない?(論語・為政2-18)

「今の若者は~」という罠にはまってない?(論語・為政2-18)

こんにちは。多賀です。

おかげさまでなのか、祝日が多いためなのか、仕事が遅いのか、バタバタしてしまっております(笑)

さて今日もいきましょう。月曜日「論語とコーチング」です。

 

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子帳、禄を干(もと)めんことを学ぶ。子曰わく、多く聞きて疑わしきを闕(か)き、慎みて其の餘(あま)りを言えば、則ち尤(とがめ)寡(すく)なし。
多くを見て殆(あやう)きを闕(か)き、慎みてその餘(あま)りを行えば、則ち悔(くい)寡(すく)なし。
言に尤(とがめ)寡(すく)なく行いに悔(くい)寡(すく)なければ、禄は其の中に在り。(Isei2-18)

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子帳が公務員の職を得る方法を知りたがっていた。
先師は言われた。
「できるだけ多くを聞いて、疑わしいものは省き、用心して確かなことだけを言うようにすれば、過ちは少ない。
できるだけ多くを見てあやふやなことは省き、確かなことだけを用心して行うようにすれば、後悔することは少ない。
このように言葉に過ちが少なく、行いに悔いが少なければ、先の道は自然に開けてくるものだ」

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子帳は孔子よりも48歳年下。
ベテラン社員に、新入社員が「どうしたらもっといい仕事に関われるのか?」と尋ねている場面を思い浮かべると、イメージしやすい。

2000年前も、若手はそんな風に一足飛びに得られる方法を望むものなんだと思うと、「今の若者は」という罠に落ちずにすむ。

そういう若者を孔子は、多くを「聴くこと」「見ること」、慎重に「話し」「行動する」ように導いたのだ。あなたはどのように導きますか?

 

<論語とコーチング>

新しいポジションや、仕事に関わりたいと思ったら、出来るだけ多くのことを聞いたり見たりすること。
その中から必要なものを言葉にし、行動すれば、自然とその

 

~もうひとりの全く逆の意見を持つ君とともに~

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