上手く行っていない時も自暴自棄にならず、上手く行っている時も調子に乗ったりしない(論語 里仁4-2)

上手く行っていない時も自暴自棄にならず、上手く行っている時も調子に乗ったりしない(論語 里仁4-2)

上手く行っていない時も自暴自棄にならず、上手く行っている時も調子に乗ったりしない(論語 里仁4-2)こんにちは。多賀です。

長かった熱い夏も終わり、過ごしやすい10月に入りましたね。
さて”論語とコーチング”です。

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子曰わく、不仁者は以て久しく約(やく)に處(お)るべからず。以て長く楽に處(お)るべからず。
仁者は安んじ、知者は仁を利(り)とす。(rijin4-2)

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先師が言われた。
「仁徳を持たない者は長く質素倹約な状況にいることはできない。又長く豊かな生活を続けることができない。
仁者は仁に身を置き、知者は仁を自らを高める手立てとする」

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仁者を一言で説明するのは難しいが、所謂人間力・思いやりを持ち、物事を冷静に大局的多面的に見れる人物だ。今でいえば、EQの高い人だとも言えよう。
人が損得や欲望にすぐに流れてしまう性質を持ち、それが多くの争いや悲しみを生んできた。だから自制することができる理想的な人物を仁者とした。
この仁者であれば、困窮した状況でも、上手く行っている状況でも節度を持った行動を続けることができると。
また、表面的ではない本物の知者は、これまでの歴史から学んでいるから仁を兼ねそろえ、自分を精神的に成長させることが出来るとした。

正直、仁徳を持った人に近づこうとすると、理想が高すぎて出来な自分を見ることになるから嫌になる。
それでもありたい理想がなければ崩れやすい。そうやっていったり来たりしながら少しずつでも積み重なるものがあるのかもしれない。

 

<論語とコーチング>

仁徳を持ったリーダーは、上手く行っていない時も自暴自棄にならず、上手く行っている時も調子に乗ったりしない。
常に思いやりの中に身を置き、どんな状況でも自分と対峙して自分を成長させようと意識している。

 

~もうひとりの全く逆の意見を持つ君とともに~

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