「ダメだし⇒期待」へ心の中を言い換えておこう(論語・八佾3-21)

「ダメだし⇒期待」へ心の中を言い換えておこう(論語・八佾3-21)

「ダメだし⇒期待」へ心の中を言い換えておこう(論語・八佾3-21)|リアンブルーコーチング舎

こんにちは。多賀です。

7月最初になってしまいましたが、論語とコーチングです。

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哀公 (あいこう)、社(しゃ)を宰我(さいが)に問う。宰我對(こた)えて曰わく、夏后(かこう)氏 は松を以てし、殷人(いんびと)は柏を以てし、周人(しゅうびと)は栗を以てす。
曰わく、民を戦慄(せんりつ)せしむるなり。
子之を聞きて曰わく、成事は説かず、遂事(すいじ)は諫(いさ)めず、既往(きおう)は咎(とが)めず。(Hachiitsu3-21)

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哀公が宰我(さいが・孔子の弟子)に、樹木を神体とした土地神、社について尋ねられた。宰我が答えた。
「夏の君は社に松を植え、殷の君は柏を植えたが、周の君は栗を植えました。」
宰我はさらに「民を戦慄させるためです」
孔子がこれを聞いて言った。
「やってしまった事はあれこれ言わない。すんでしまったことを諫めない、過ぎてしまったことは、咎めないよ」

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慄と言う字に栗が入っているため、そのことを伝えたが、余計な一言だったというシーン。
それに対して、孔子がかけた言葉が「言ったことは仕方ないが、次から気を付けなさい」だった。

口に門は立てられないというが、思わず口が滑って言ってしまうことはある。

 

<論語とコーチング>

心のどこかで思っていることが、ポロっともれてしまう事がある。
部下や後輩に対して出てしまった言葉など、言ってしまった事は戻らないから気をつけよう。

言わないようにするのも大事だが、「ダメだし⇒期待」へ心の中を言い換えておこう。

 

~もうひとりの全く逆の意見を持つ君とともに~

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