無条件に部下の体を心配してみよう(論語・為政2-6)

無条件に部下の体を心配してみよう(論語・為政2-6)

無条件に部下の体を心配してみよう(論語・為政2-6)

おはようございます。多賀です。
月曜日、「論語とコーチング」です。

「孝」をテーマにした2つ目。孟武伯に対して伝えた言葉。


孟武伯、孝を問う。
子曰(のたま)わく、父母は唯(ただ)其の疾(やまい)を之れ憂う。(Isei2-6)

===

孟武伯が孝行について尋ねた。
孔子先生が答えられた。
「父母はただ、子の病を心配するものです」

===

もう一つの訳としては、「父母の病を気遣いなさい」があるが、
私の師は最初の訳を用いて、こども論語塾で、ちいさな子供たちに教えていたので、
私もそちらを採用する。

父母がどれだけ心配しているか、こどもには予想もつかない。
現代であれば、小説や映画・ドラマなどで疑似体験をすることもあるだろうが、
当時はそんな余裕もなかったであろう。

「孝」は親に対して行うものをいうのは承知しているが、もう少し広げ、
逆に上司への言葉として訳してみた。

<論語とコーチング>
父母がこどもの病を、ただただ心配しているように、
部下や後輩の体のことを無条件に心配してみよう。

 

~もうひとりの全く逆の意見を持つ君とともに~

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