こんにちは、多賀です。
前回の「File.1女性経営者と男性リーダーの診断結果」に引続き、会社役員様の診断結果20ページ以上の中から一部をご紹介します。(ご本人には掲載の承諾を頂いています)
特徴的なのは、「支援」「協力」のSと「行動」が入っていることです。
彼女は業績の悪くなった部署を、社員たちを励まし支え、引っ張りながら、新たな事業展開にも取り組むことで、立て直しを行ってきました。
業績悪化に対して、数字の部分だけでなく、社員をサポートしたり社員同士が力を出し合える体制づくりに力を入れられたのは、Sが上手に活用された例だといえるでしょう。
モチベーション要因を見ても、サーバントリーダー(支援型リーダー)のお手本のような特性が出ていますね。
よくあるピリッとした緊張感のあるリーダー像ではなく、周りと協力しながらメンバーのよさも活かし、尚且つシステムをつくり上げることなど、積極的な行動で引っ張っていくリーダーです。
16ページには「あなたの職場での効果性を高めるために」のアドバイスがあります。
この会社役員さんは、もともとモノづくりで自分のスキルとセンスを活かす仕事をしていました。
ですので基本的要素には、一人でコツコツやるのが好きな面があり、本来は社交的なのは苦手だと感じている面もあるのです。
ですので「社交的でないから、リーダーに向いてない」ということはない、と証明できる例だと思ってます。
次は、どうも何を考えているのかわかりにくい男性部下との比較レポートです。
単なるSとCSの関係性であれば、あまり違和感を感じなかったかもしれません。
しかし、この役員の特性には「行動」が入っていますし、またCSが持っている「懐疑的」なところが理解できず、違和感の原因となっていそうですね。
ですので、それをさらに詳細に示しているレポートを使用して、お互いを理解する対話をするのが有効です。
いかがだったでしょうか?
この診断は、決めつけたり、諦めたりするためのものではありません。
スタイルの違いをお互いに理解し、同じ言語を持って対話するためのものです。
何となく感じている違和感を言語化するだけで、チームは可能性を広げられるのです。
□私のプロファイル
□File.1_女性経営者と男性リーダーの診断結果
□File.3_女性経営者と男性部下の診断結果