こんにちは、多賀です。
抜粋ですが、美容室経営者様の診断結果の一部をご紹介しますね。(ご本人には掲載の承諾を頂いています)
このレポートは、個人プロファイルだけで20ページに渡って分析結果と各スタイルの特徴理解と、接し方のポイントが書かれています。その中からの一部になります。
この女性経営者はDスタイルに「熱意」をプラスした4つの特徴を持っていました。
挑戦と成果にこだわり、行動と熱意もあるガンガンリーダー型ですね。一方、社員にも同じような成果を求めるため言葉が強くなりがちで悩んでいました。
彼女のモチベーション要因とストレス要因です。
モチベーション要因に「権威を持つこと」「最善を尽くすように他者を触発すること」などDの要素が入っています。
経営者としては問題ない素質なのですが、「女性」ということになると、男性に比べて、「キツイ人だ」「怖い人だ」という印象も強くなりコントロールを求められてしまいます。
そこに、女性としての生きづらさを感じていることも多かったと思い、お聞きしたところ「それでうまくいかない部分が多かったので今は抑えている」と。やっぱりそうなんですよね。
16ページには「あなたの職場での効果性を高めるために」のアドバイスがあり、「先に進む前に賛同を得る」と書かれています。
実は、この経営者さんは既に自分の特性を知っていて、人と上手に関わるために様々な努力をしていました。
やってきたことは間違いがなかったと確認できたのです。
しかし、Dにとっては人に気を遣いながら物事を進めることは、スピードダウンすることにもなり、大きなストレスにもなります。
自分に余裕がないときは、Dの要素で人と接してしまい、なかなか人が育ちませんでした。
その経験を経て、人を育てる部分は男性社員に任せました。その男性社員との比較がこちらです。
Dと真逆の人をサポートするのを得意とするSの要素を持っている社員でした。
彼に任せるようになってから、事業のコントロールに注力することができ、人を育てられる職場にもなっていたのです。
違いがあることはわかっても、それをさらに詳細に示しているのがこのレポートです。
二人のスタイルの中で、離れたところについて、お互いに注意する項目が丁寧にわかります。
これを基にして、「なんとなく」感じていた違いを、同じ言葉で対話し理解し合うことができます。
最後は「話し合いシート」がついてますので、これを二人の間に置いて対話することが大切です。
いかがだったでしょうか?
この診断は、決めつけたり、諦めたりするためのものではありません。
スタイルの違いをお互いに理解し、同じ言語を持って対話するためのものです。
何となく感じている違和感を言語化するだけで、チームは可能性を広げられるのです。
□私のプロファイル
□File.2_女性会社役員と男性部下の診断結果
□File.3_女性経営者と男性部下の診断結果