こんにちは。多賀です。
さて、月曜日「論語とコーチング」です。
今年は晴れている日が多く、今朝は久しぶりの雨スタートでした。
ではいってみましょう。
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論語の人気記事はこちら。「目上の人を敬う、こんな理由はいかがでしょう?(Gakuji1-2)」
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子帳問う、十世知るべきや。子曰わく殷は夏の禮(れい)に因る、損益する所知るべきなり。
周は殷の禮に因る、損益する所知るべきなり。
其れ或いは周を継ぐ者は、百世と雖(いえど)も知るべきなり。(Isei2-23)
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子帳が尋ねた。
「10代先の王朝のことを知ることは可能でしょうか?」
孔子先生が仰った。
「殷は夏の礼制をもとにして改変したものであり、周王朝は殷の礼制をいくらか改変したものである。
そこで、もしも周を継ぐ者があれば、百代の先までも知る事ができるだろう」
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今までの歴史の上を改善することで、次の王朝が作られているのであるから、それを基にすればこれからの事はきっとわかるだろう、というとても楽観的に見える言葉。
VUCAの時代にそぐわないと思える一面もあるが、歴史や論語の登場人物をみていると、人に関するところだけは、太古の昔から変わらないように感じている。
システムや仕組み、豊かさが変化しても、人間の人間たる部分は、全く成長することなく今に引き継がれていると感じている。
そこがまた魅力だとも私は思っています。
<論語とコーチング>
人というものは、組織に入った時、力を持った時、人をまとめようと思った時、人にまとまるように言われたとき、新しいことを着手する時など、いろんな場面での反応は、昔から変わらない。
絶対的なものはないが、これまでの歴史から学ぶことはできる。
それを知っていれば、組織がこの先どうなるかを見通すことができるだろう。
~もうひとりの全く逆の意見を持つ君とともに~