こんにちは、多賀です。
マイクロアグレッションについて、以前に記事として「マイクロアグレッション」が潜む日本社会…国民的アニメにも?を掲載した。
今回は、マイクロアグレッションのわかりやすい動画を紹介頂いたので、こちらでもシェアさせてもらう。
改めて「マイクロアグレッション」とは「日常的に繰り返される、マイノリティへの差別的言動」だが、あまりにも自然であまりにも小さいので、受け流してしまえば何でもないことだと思って、我慢している場合が多い。
どんな状態なのかをイメージした動画がこちら。
日常に潜むマイクロアグレッションは多い。同じ女性という立場であっても、
結婚しているか?
子供はいるか?
子供が何人いるか?
仕事をしている場合も、していない場合も。
ちょっとした会話「うちの子がね~」「仕事が忙しくて、、、」なんて些細な一言も、ほんの少しの「チクリ」という痛みになっているかもしれない。
あまり気にし過ぎることはないと思うが、一方では相手を傷つけているかもしれないと思ったら、早々に会話の内容を変えることをお勧めする。
「あなたは最近どう?」
===
ここから私の話になるが、大学時代の友人は私よりもずっと先に結婚し子供を二人産んでいた。
多くの友人たちの年賀状には子供の写真があって、毎年「大きくなったなー」「似てきたなー」と楽しんでいたが、彼女は子供写真付きの年賀状を送ってくることはなかった。
「どうして子供写真付きじゃないのかな?」「そういうの嫌いかもなー」と思っていたが、私に子供が生まれると、その年から写真付きが送られてきた。
「ああ、そうか彼女はずっと私に気を遣ってくれていたんだ。」と初めてわかった。
そういう感覚が私には全くなかったので、そんな気遣いがあることを初めて知った。マイクロアグレッションなんて言葉がない時代から、彼女はやっていたのだ。
何度も言うが、あまり気にし過ぎることはない。私も実際「チクリ」とは感じていなかった。
だけど「チクリ」と感じる人もいる。
一番好ましいのは、やはり対話。
「チクリ」と感じたらそれを伝える。伝えられたら「あなたはそうなのね」と受取り蚊を送らない。
伝えた方も、それが当たり前だと思わずに「ありがとう」を。
多様性とはこういうことだ。じつはとても面倒くさい。「言わなくてもわかるはず」という察する文化を大事にしてきた日本では、特にまどろっこしくじれったく感じるだろうが、だからと言って何もしないということではない。
ハイコンテクスト⇒ローコンテクストへ移り変わっている今、「これやってどうなるの?」とすぐに結論を求めずに、みんなでモヤモヤしていくのが、大事だと思っている。