
フリーライターの小林なつめです。
前回『~妻の妊娠生活編~』に続き、妻のTさん側に行った、産後の生活についてのインタビューをまとめます。
Tさんは産後~生後2カ月は里帰り、生後2~4カ月は自宅でワンオペ、4カ月から夫が育休に入り2人体制での育児と、産後わずか5カ月半で2回、生活スタイルを変えています。
プロフィール
|
Tさん(37歳) 現状は専業主婦 教育現場でのキャリアあり
夫:Hさん(34歳) 職業:高校教員 12年目 育休取得予定期間:1年間(生後4か月~) |
★インタビューは質問と回答にN‘sコメント(司会兼聞き手である筆者のコメント)を加えた形で構成しています★
【回答】
|
・里帰り出産で、産後2ヵ月は実家にお世話になっていた
・自宅に戻って2ヵ月は、基本ワンオペ ⇒この時期はきつかった…睡眠不足から産後うつ気味に。 季節柄、寒かったこともあり、外にほとんど出ず、赤ちゃんとこもりきりになった。 保健師への相談や産後ケアでなんとか乗り切った。 |
【N‘sコメント】
里帰り出産で、2ヵ月を実家で過ごしてから自宅に戻ったTさん。自宅に戻ったのは「3人の生活に早く慣れたかったから」とのことで、彼女のストイックさがにじみ出ています…にしても、初産で生後2~4カ月の実質ワンオペはきつかったことでしょう。
4カ月で夫Hさんが育休に入り、ホッとしたのではないでしょうか。
【回答】
|
・夫の育休は生後4カ月から ⇒育休後に赤ちゃんが気管支炎になったこともあり、タイミングは良かったと思う。
・最初は「要領悪いな~」と。「2人いても大変なのは変わらない!?」という感想 ⇒やってほしいことをやってほしいときにやってもらえない。何につけてもお願いしないと気付いてくれないし、やってもらえないのがストレス。
⇒「オムツ換えていい?」「薬塗っていい?」 …なぜいちいち私に許可をとる?聞かないで!(自分で判断して)と思っていた。
・1カ月たってやっと「2人いてよかった」と思えるように。 |
【N‘sコメント】
夫が育休に入るまでに夫婦の育児経験に4カ月分の差がついてしまったため、最初は要領が悪く、的確に動けない夫に不満が多く、ストレスをためていたというTさん。
1カ月で2人育児が軌道に乗ったといいますが、十分早い方だと思います。途中で相手を見捨てなかったTさんも、食い下がったHさんも「よく頑張った!」と思いました。
【回答】
|
「母としての人格」については、あまり意識したことがない。 でも子どもについての責任は重く感じている。
「自分」を失いつつある感覚はある。ついなんでも子どもを優先してしまうところがあり、自分で望んでそうしつつも、我慢することも多く、ストレスを伴っているかも。
夫が感じているように「子どもを優先しすぎているかも?」と我に返る瞬間もあるが、本望だとも思う…「今は、子育てに精一杯になってもいいんじゃない?」と。 |
【N‘sコメント】
私自身が「母になること」へのプレッシャーが強かったので、してみた質問です。
夫のHさんは、Tさんについて「子どもを優先しすぎているのでは?」と感じているようでしたが、本人もそれは自覚しているそう。
でも同時に「今くらい、子育てに精一杯でもいいんじゃない?」とも思うと話していました。そのバランスの難しさは、下の子が3歳になった私自身いまだに揺れている部分です…。
【回答】
|
まだほとんど考えていないし、考えたくないというのが正直なところ。 でも3年専業主婦で、仕事をせずに育児だけするのはムリかも…と思う。 |
【N‘sコメント】
夫Hさんが「育休後は妻にも仕事に復帰してほしい」と話していたので、訊いてみた質問です。まだ夫が育休に入ってわずか1ヵ月半。1年先のビジョンを描くのは難しいですね。
今回の記事で、全4記事にわたる「【男性育休】当事者インタビュー」初回分は終わりです。
追って、関連記事や継続インタビューも掲載していく予定なので、ご期待ください。
【男性育休】当事者インタビュー
No.① 夫、育休取得編
No.② 夫、育休生活2か月目編
No.③ 妻の妊娠生活編
No.④ 妻、産後生活編 ⇐この記事