私がサーバントリーダーシップという言葉を知ったのは、
たぶん2020年で、コーチングの仕事をはじめてから、15年も経っていた。
業界が違うと、同じ行動を説明していても、表現方法が異なっていて、
気づかない場合が多い。(単なる私の不勉強かもしれないが、、、)
この言葉を知って、私はとても気持ちが楽になった。
というのは、様々な研修をやっている中で「コーチ型リーダーシップ」は
「マネジメント」「リーダーシップ」を行う際のほんの一部が「コーチ型」であるという認識があり、
頭の片隅に「コーチ型」だけでいいんじゃない?
でもうまく説明できない、、、まあいっか、、、
となんとなく、薄茶色い小さなシミのようにへばりついていたからである。
一方では、私は小さなグループのリーダーをさせて頂く機会もそれなりにあり、
「グループは進んでいきたいけど、ぐいぐい引っ張っていくのは向いてないなー」
「どうしたらみんながイキイキしながら、活動できるのかなー」と、
これまた、ほんわりと見ないふりしながら、やっていたからである。
サーバントリーダーシップを知って、そのバラバラになっていたものや、
見ないふりしていたものが、一つにスッとまとまった。
これでよかったんだと、思えた。
最初に手に取った本は、こちら。サーバント・リーダーシップ入門
サーバントリーダーシップは、AT&Tマネジメント研究センター長を務めた、今は亡きロバート・K・グリーンリーフが、1977年に著したServant Leadership:A journey into the Nature if Legitimate Power and Greatness で提唱した考えである
簡単に言うと、サーバントリーダーシップとは
「リーダーがフォロワーに尽くすことによって、信頼関係を結ぶリーダーシップ」
のことだと、私は解釈している。
つまり「ぐいぐい」「バリバリ」自分の力を見せつけながら、
引っ張っていかなくてもいいのだ。
フォロワー、後輩、部下を信頼して任せ、障害を取り除き、
つまづいている時は手を差し伸べ、励まし、次の道筋のヒントを一緒に考える。
それがサーバントリーダーである。
そして、その結果責任を引き受ければ、サーバントマネジャーということだ。
どうでしょう?ちょっと、気持ちが楽になりません?
少しでも「サーバントリーダーだったら自分でもできそう」って思ってもらえたら、嬉しいです。