
フリーライターの小林なつめです。
前回までの記事で、男性育休の当事者インタビューについて、1年の育休を取得した夫のHさんへのインタビューをまとめました。
【男性育休】当事者インタビュー
No.① 夫、育休取得編
No.② 夫、育休生活2か月目編
ここからは妻Tさん側の視点で、妊娠中の生活を紹介します。
プロフィール
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Tさん(37歳) 現状は専業主婦 教育現場でのキャリアあり
夫:Hさん(34歳) 職業:高校教員 12年目 育休取得予定期間:1年間(生後4か月~) |
★インタビューは質問と回答にN‘sコメント(司会兼聞き手である筆者のコメント)を加えた形で構成しています★
【回答】
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初めて知った事実がいろいろあった。 自分のことを労わって育休を取得したことが分かり、うれしかった!
夫は育休を「子どもの成長を見るため」だけに取ったと思っていたので、まさか自分も取得のきっかけになっていたとは…と驚いた。 |
【N‘sコメント】
妻にとって、一番近くにいるはずの夫なのに、思いが全く伝わっていないというのは、夫婦あるあるですね…行動で示すのは大切ですが、言葉で伝えられることもたくさんあります。
【回答】
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仕事(パート)は、妊娠が分かって2カ月たったくらいの、妊娠4カ月で退職した。
⇒何度か流産を経験したことから、産休ギリギリまで働くことに不安があり、先のことを考えて、無理しない方がいいと思った。
⇒退職しても、また復職できそうな職場だったことも、退職の後押しとなった。 (パートでも産休が取れる、周囲からは「いつでも戻ってきて」の声掛けがあった) |
【N‘sコメント】
早くに退職したのは、流産への不安からとのこと。私も流産経験者なので、よく分かります。
Tさんの職場はパートでも産休が取れることに加え、自分を必要としてくれていて、産後の復職ができそうな職場だったことも、退職の後押しになったとのこと。
妊娠や出産、育児に理解がある、とても素敵な職場で働いていたんですね!
【回答】
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退職後、夫は仕事が忙しいタイミングで、帰りは遅いし、土日もあまり家にいなかったため、時間が有り余り、人との触れ合いがなさすぎて孤独だった。 ⇒マタニティブルー気味になり、ネガティブな方向に…。
今思えば、早期に退職したのはあまり良くなかったかな? |
【N‘sコメント】
退職してみたものの、夫は激務で家にあまりいられず、孤独なマタニティライフに欝々とした日々を過ごしたTさん。早期退職をも「失敗したかも?」と考えたそうです。
【回答】
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妊娠糖尿病になったこと。 ⇒食事制限や運動をしなければならない生活…不安が募った。 ・1日4回の血糖値測定が苦痛でたまらなかった ・予定していた病院での出産(無痛分娩)ができなくなってショックだった |
※妊娠糖尿病とは…妊娠中のホルモン変化を原因に発症する、糖代謝異常。
糖尿病の診断基準には満たない程度の、軽度の高血糖状態を指す。
【N‘sコメント】
妊娠中に「妊娠糖尿病」になってしまったTさん。食事制限や運動に加え、毎日4回指に針を刺して行う血糖値測定がストレスだったそうです。
いろいろ勉強して、覚悟を持って決めていた無痛分娩ができないのも、相当なショックですよね。妊娠や出産にまつわる諸々、なかなか思うようにいかないものです…。
次は「妻の産後生活編」に続きます。
【男性育休】当事者インタビュー
No.① 夫、育休取得編
No.② 夫、育休生活2か月目編
No.③ 妻の妊娠生活編 ⇐この記事
No.④ 妻、産後生活編