こんにちは。多賀です。
本日のレビューは、スイスのビジネススクールIMD教授、ギンカ・トーゲル氏の著書
「女性が管理職になったら読む本 ―「キャリア」と「自分らしさ」を両立させる方法」
タイトルは、「女性が管理職になったら~」 になっているが、
私は5年以上の社会経験を積んだ女性には、ぜひ読んでほしい。
与えられた仕事を一生懸命身に着け、後輩指導の経験も積み
管理職ではないけど責任を得て、自分の判断で仕事できてくる頃だと思うからだ。
そして、そろそろ感じ始めるはず。
「私、このままやっててどこまで行けるのかな?」
「すごく頑張ってやってきたけど、この先も同じようなパワーを出し続けなきゃいけないの?」と。
そんな思いが浮かんだら、ぜひこの本を手に取って欲しい。
ギンカ・トーゲル氏は、昨日のブログにちょっと名前を出したが、
麓幸子さんの著書「仕事も人生も自分らしく イマドキ女性管理職の働き方」
の中で紹介されていたので、早速手に入れて読んでみた。
(昨日のブログ【本レビュー】仕事も人生も自分らしく イマドキ女性管理職の働き方(その2))
トーゲル氏の書き出しは、以下の通り。
「男性のように振る舞う」という落とし穴
責任のある仕事に就いたとき、あるいは着くことになったとき、女性の多くは、「リーダーシップを発揮して組織を引っ張っていくためには、男性のように振る舞わなければならない」という思い込みに駆られているようです。
「女性が管理職になったら読む本 -「キャリア」と「自分らしさ」を両立させる方法」
この書き出しだけでハッとした。
まさしくコーチングを伝えていたにも関わらず?! 今まで私が感じていたリーダーシップに対する違和感を、言い得てくれたし、ギンカさんがこれまでに出会ってきたの女性たちの多くも、同じように感じていたんだと思うと、すごく安心した。
いったい、どれくらいの女性たちが「男性のように振る舞わなくてはならない」呪縛に、苦しんできたんだろう? 自分では、もう感じなくなっているくらいに。
そして、そんな女性管理職を見て、後輩女性たちは悪げなく言うのだ。
「あんな風にはなりたくない」
かつての私もそうだった。だから、半分はこれまでずっと逃げていたんだと思う。
植田寿乃さんが言っていた「企業戦士 ガンダム女」という言葉に、いい表現するなー、と感心する一方で、そう評された彼女たちの哀しさも感じていた。
(関連記事:植田寿乃さんのいう「企業戦士ガンダム女子」が開いてくれた道)
でも、どうしていいのかわからなかった。
それを「真似しなくていいだよ」と言ってもらえて、安心したのだ。
さらに、
「女性的な資質こそ、いまリーダーに求められている」
「女性が管理職になったら読む本 -「キャリア」と「自分らしさ」を両立させる方法」
とは、なんと恵まれているんだろう。
企業戦士 ガンダム女をやってくれた先輩方、本当にありがとうございます。
話がずれてしまったが、この本は落とし穴にはまっている、または、はまりそうなあなたを救ってくれる1冊だと思う。
続きは、明日の記事で。