コロナ禍で増幅する、ワーママたちの罪悪感…マミーギルトとどう付き合うか?

コロナ禍で増幅する、ワーママたちの罪悪感…マミーギルトとどう付き合うか?

コロナ禍で 増幅する ワーママたちの罪悪感 マミーギルトと どう付き合うか?|リアンブルーコーチング舎

フリーライターの小林なつめです。

ここ数年のコロナ禍をきっかけに、マミーギルトに囚われてしまう女性が増えていると聞く。コロナ禍で乳幼児2人を子育て中の筆者もその1人。筆者の場合、それを理由の1つとして、地元にUターン移住してしまったほどだ。女性にここまでの気持ちを抱かせる、マミーギルトとは一体何なのだろう。

マミーギルトとは、妻や母親といった立場の女性が、夫や子どもに抱いてしまう罪悪感のこと。ママと呼ばれる女性なら誰しも、子どもを育てる過程で「私はダメな母親だ…」という思いを抱いた経験があるのではないだろうか。例えば泣きじゃくる我が子を保育園に預けるとき。イヤイヤが止まらない子どもを、つい激しく叱ってしまったとき…。

なぜ自分に「ダメな母親」という烙印を押してしまうのか。それは、「母親」という存在が、それほどまでに神格化されているという証拠だろう。いつも優しく、献身的で、明るく笑顔の、まさに家庭の太陽たる「理想の母親」。その理想から離れれば離れるほど、「自分はダメだ」と思い込んでしまうのだ。

コロナ禍では、保育園の休園や自粛要請が相次いだ。そのために仕事を休んだり、在宅で子どもを見ながら仕事をしたり(もちろん実質仕事はできない…)といった対応が必要となり、その皺寄せは日頃から育児を主に担っている母親にいった。

仕事や家事から手が離せず、子どもの相手をしてやれない。泣いてもすぐに抱っこしてあげられない。テレビや動画ばかり見せてしまう。そんな環境から、マミーギルトに苛まれる母親が急増した。その罪悪感は母親を追い詰め、子育てのために、キャリアを諦めてしまうケースも少なからずあったのではないだろうか。

でも発想を転換してみよう。マミーギルトを感じるのは、確かにつらい。でも決して「悪いこと」ではない。マミーギルトを感じるのは、理想の母親に少しでも近づきたいと思っているから。子どもにとって少しでも良い母親でありたいと願っているからだ。

子育ては、十数年に渡って子どもを育てるという、全人類にとっての一大プロジェクトだ。その第一責任者である親は「失敗は許されない」というプレッシャーの中で育児をする。だから、理想と現実がかけ離れてしまうと、どうしても自分を責めてしまう。でも、理想を目指してはいても、言動が伴わないことは、育児に限らず誰にだってある。

マミーギルトを抱くことは決して悪いことではない。けれど、少しは手放して身軽になってもいいのかもしれない。特にこのコロナ禍では、あらゆることが制限されてしまい、子どもを抱える家庭には困難が絶えない。確かに私たちは妻であり母であるが、その前に1人の人間だ。理想を目指して邁進し続けるのは、そう簡単なことじゃない。

時には肩の力を抜いて、子どもの幸せと同じくらい、自分の幸せについて考えてみてもいいはずだ。もしその幸せの実現にキャリアが必要ならば、手放さないで済む方法を模索しよう。


-多賀からひと言-
罪悪感は、どんな立場の人も持ちやすい感情。特に家族に対して感じやすい傾向があるように思う。
私自身も家族に対しての罪悪感をどう処理するか悩んで、動けない時期があった。
それを私のコーチに話したところ「どうしたら消えるの?」という問いかけをもらい、「あ、結局、私はずっと罪悪感ってなくならないんだ」「少しの罪悪感を持っていた方が、優しくなれるかも」と気づいた。
その後は、罪悪感を持って八つ当たりしたり、不機嫌になるのであれば、自分を大事にする時間を持つことを自分で認め、ちゃんとできない自分を許し、ご機嫌でいる方を選ぶようにしている。
罪悪感をなくすのではなく、上手に付き合っていこくとが、私にとっては大事なのだ。

 

【参考サイト】
働く母親の罪悪感「マミーギルト」 コロナで深まる|NIKKEI STYLE
「働く母1000人実態調査-健康×子育て×働き方-」調査結果報告書.pdf
マミーギルト」は愛情の証。母親の「子育ての罪悪感」を軽くするちょっとした秘訣 – 七田式中央林間教室

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