部下や後輩、子どもに愛されるには?いつも「ゴキゲンな人」になろう

フリーライターの小林なつめです。

 

以前、我が夫のフキハラ(不機嫌ハラスメント)について、記事を書いたことがあります。

【育児×キャリアシリーズ】家庭内でのフキゲンの取り扱いについて
【育児×キャリアシリーズ】フキハラと感情労働について(続編)

うちの夫は、外では異様なくらい愛想がいいのに、家では無。「感情を出した者負け」のような態度で、常にむっつりしています。しかもその落差に自覚はありません。

 

前回の記事では、夫の態度は単に「家庭内で感情労働をしていないだけ」なのではないかという気づきについて書きました。

とはいえ、夫はまだ外面がいいだけマシで、世の中には家庭内でも職場でも、常に「フキハラ仕草」な男性が一定数以上いるのではないかと推測されます。

 

今回紹介するのは、一見フキハラしそうなタイプの高齢男性が、周りの人を怖がらせないように、独自の処世術を使っていたという体験談です。

 

鼻歌好きの男性教員

以前、学童保育に勤めていたときに、いつも鼻歌を歌っている先生がいました。数年前に小学校の教員を引退したという高齢男性です。

いつも、童謡や昔のアニメソングなどを機嫌よさそうに口ずさんでいて、ちょっと怖そうな見た目とは裏腹に、陽気な雰囲気をまとっていました。

最近ふと彼のことを思い出し、「なぜいつも鼻歌を歌っていたんだろう」と疑問に思ったのですが…あれは彼なりの処世術だったのではないだろうかという考えに至りました。

高齢男性ということで、黙っていたら怖い、不機嫌な印象を与えてしまうので、楽しげなメロディーの鼻歌を繰り出し、自らのイメージを塗り替えていたのではないでしょうか。

学校は、子どもと女性の多い職場です。教え子たちや一緒に働く女性教員を怖がらせず、より良い関係を築くために、働く中で編み出した方法だったのではないかと思います。

実際、学童保育でも、現役時代の小学校でも、子どもたちに大人気だったという先生でした。

 

「ゴキゲン」そうでいることの価値

「機嫌がよさそう」だと周りに感じさせるための演出は、より良い人間関係を築くために、大きな価値を持ちます。

例えば職場の上司や先輩が、いつも機嫌が良く、話しやすいタイプだったらどうでしょう。

部下や後輩は、相手の顔色を窺うことなく、いつでも報連相ができます。コミュニケーションに無駄な時間をかけずに済み、スピーディーかつ効率的に仕事を進められるでしょう。

上の人間の機嫌が良く、コミュニケーションの円滑な職場では、社内全体の人間関係や雰囲気も良くなるため、仕事へのモチベーションも上がり、成果向上も期待できそうです。

反対に、機嫌が悪い/悪そうな上司や先輩というのはタチが悪いものです。

先輩や上司など、目上の人間というのは、ただでさえ心理的に近寄りがたいのに、話しかけづらい雰囲気を醸し出していると、それだけで周りの人間を萎縮させてしまいます。

仕事に欠かせない報連相すらしづらい→コミュニケーションに時間がかかる→タイパ・コスパが悪い…という悪循環を生み出す場合も少なくありません。

さらには、最悪の結果を招く可能性も。

報連相のしづらさから、部下や後輩が報連相を放棄してしまったら?上司に意見を仰がず、若手が独断で決行し、大きな失敗に至るリスクさえ考えられます。

 

社内でも家庭でもゴキゲンでいよう!

これは社内に限った話ではありません。家庭も1つの組織です。

社内でも家庭内でも、仲間内に対しては機嫌よさそうに振る舞い、話しかけやすい雰囲気を演出することが、時に組織運営を成功させるカギとなるのではないでしょうか。

人のためにやったことが、大きくなって自分に返ってくる。ゴキゲンでいることは、まさに「情けは人の為ならず」だといえそうです。

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