時は金なり~「時間」は夫婦の共有財産【前編】

時は金なり~「時間」は夫婦の共有財産【前編】

時は金なり~「時間」は夫婦の共有財産【前編】フリーライターの小林なつめです。

 

私は「趣味」で出かけたいけれど…?

うちの夫は無趣味です。

強いて言えば、社会活動(仕事、家事、育児)そのものが趣味なのかもしれません。

一方の私は、趣味がたくさんあります。大抵は家でできる趣味ですが、音楽やアーティストが好きなので、数か月に一度はライブやコンサートに出かけます。

私が趣味の用事で外出するとき、夫には事前(数か月前)にそのことを報告し「出かけるから、あとはよろしくね」と、家庭をお任せする旨を伝えます。

夫はフラットに送り出してくれます。でも、子どもが生まれてから8年の間、夫が自分の趣味の用事で外出したことは一度もないので、私はいつも、引け目を感じています。

私が「(夫の)好きなアーティストのライブがあるから行ってきたら?」「観たい映画のレイトショーに行ってきたら?」と勧めても、夫は決して誘いに乗らないのです。

夫にとっては、自分の好きなことをするよりも、普段通りの仕事や家事・育児をする…つまり自分の責任を果たす方が、かなり優先順位が高いようです。

 

夫の残業、絶対必要?

さて、夫は4か月前に転職し、それ以来、定時退社(+次子のお迎え)を続けています。1週間に一度くらいの頻度で残業があり、そんな日には私にお迎えを頼む連絡が来ます。

そんな中迎えた年度末。夫は仕事が忙しくなり、平日5日間残業が続きました。その間、私は、最も忙しい時間帯である夕方、子ども2人の家事育児をワンオペでこなしました。

ワガママ盛りの8歳と4歳に、食事を作り、食べさせ、お風呂に入れて寝かしつける…それだけでも骨が折れるうえ、夫が設けている「時間制限※」も無視できません。

※我が家では、18時夕食18時半お風呂~20時消灯が基本ルールです。

 私の帰宅時間は、お迎えありで17時半なので、割とタイトだと思います。

特に金曜日は帰りが遅く、私が子どもたちと寝た後に帰宅したようです。

 

…その翌朝、昨夜の残業について聞いてみると、驚くことが分かりました。

夫は、昨夜の仕事は「しなくてもいい残業だった」と言うのです。

なんでも「他部署の人のサポート」で「残業代も入らない」とのこと。

私は正直「その残業、私にワンオペをさせてまで、する価値あった?」と思いました。「あなたはその仕事を、家庭での役割よりも優先したんだ、ふ~ん」と。

 

「時間」は夫婦でシェアすべき財産

そのとき私の頭をよぎったのが、『家族全員自分で動くチーム家事』(三木智有 著)という本に書いてあった「『時間』は夫婦の共有財産」というフレーズでした。

同著には、夫婦が「スケジュール共有をする上でもっとも大切なのは、『時間』は夫婦の共有財産であるというマインドセット」とあります。

独身、あるいは子どもがいない夫婦だけのころ、私たちは自分の時間は自分の時間として、24時間自由に使っていました。

でも、子どもができると、子どもの時間が第一優先になります。なぜなら、子どもは基本的に24時間見守りの必要な生き物だからです。

それでも、子どもにつきっきりでは働けないので、保育園や幼稚園、小学校、学童…共働き家庭は、さまざまな人や機関の協力を得ながら、仕事と育児の両立を目指します。

 

誰かの「時間」と引き換えないと、自分の時間は確保できない

保育園や幼稚園、小学校、学童でカバーできないときは、パートナーが見るか、シッターを雇うか、祖父母にフォローを頼むか…そうしなければ、自分の時間を確保できません。

小さな子ども育てている限り「誰かの時間と引き換えにしないと、自分の時間が得られない状態」が続くのです。

何かしたいことがある。私のように、ライブに行きたい。あるいは、趣味のスポーツがしたい。ジムに行きたい。飲み会に行きたい。残業したい。夜更かしして、寝坊したい。

でも、子どもがいるなら、自分以外に子どもを見てくれる人がいなければ、どんな些細な希望だって実現できません。

もしも家庭のある誰かが、上記のような振る舞いを自由にできているとしたら…それは、育児の責任を誰かが肩代わりしてくれているからです。

 

自分の時間を確保するにはしわ寄せが必要

1日24時間という時間を、夫婦でシェアすべき共通財産だと考えてみましょう。

もし、1人が自由に1時間を使えば、もう一方は1時間子どもを見なくてはなりません。つまり、自分が自由に振る舞うことで、相手の時間を奪ってしまうことになります。

このことに気づきもせず「残業なのに嫌味を言われる」「たまの飲み会にも参加しにくい」などと思っているなら、その考え自体が普段から子育てに関わっていない証左です。

もし、パートナーと平等に育児をシェアできているなら、なぜ相手が仕事の一部である残業や飲み会を嫌がるか、自分事として理解できるはずだからです。

後編へ続く

 

【参考】

https://twitter.com/dekopon_chapa/status/2026990544107479274
■ほ・とせなNEWS「新作ゲームをプレイのため、妻に育児を任せたい夫。「これで許してくれ」提示してきたまさかの条件に…「仰天したwww」「これなら許せるw」

 

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